昨日、本日と開成山陸上競技場にて第1回の強化練習会が実施されました。
両日ともに20度前後の気温と晴れや曇りという絶好の環境下での練習となりました。
短距離には130名前後の選手が参加してくれました。今年はいわき地区がリレー記録会と重なったためやや少ない人数での練習となりました。(十分に多いですが・・・)
①長期目標は何か?
②中期、短期目標は何か?
③目標を達成するために何が必要か?
④どのような態度、気持ちで取り組むべきか?
そんなことを問いかけつつ
今年度のテーマ
①速い動き
②大きな力
③競い合い
④思考力
を掲げて練習を開始しました。
<1日目のメニュー>
1.W-up(3週、体操、ストレッチ)
2.動きづくり
①肩甲骨ストレッチ
②動的ストレッチ(股関節前後、サイド)
③腰のセルフチェック
④腸腰筋刺激入れ(レッグランジ:上半身を立てて)
⑤軸づくり(骨盤の前傾、白樺のポーズorおしりを上げる)
⑥軸ずらしジャンプ(前傾の必要感の創出+足関節の固定。足首・膝・股関節)
⑦スタンディングスタート(ジャンプの姿勢づくり~形づくり~前傾の10歩意識づけ~腕を大きく使う)
⑧ギャロップ(両足、右、左:軸の確認)
⑨トロッティング(接地脚を固める。接地する瞬間に遊脚の切り替え完了。遊脚の最短距離)
⑩スキップ~高速スキップ(切り返しの意識づけ)
⑪1・2のケンケン(切り返しの意識づけ)
⑫速歩
3.マーカー走(神経系トレーニングとして)
男女ともに130cm10個+10m+150cm7個
・とにかく速く上下の動き
・前取りのブレーキングにならない
・後ろ捌きにならない
・乗り込んでいくイメージづくり
4.流し
150m×2(ノースパ、スパイク)
5.本練習
『SS』
高強度インターバル(150+150+150+150)×3セット
※REST10分、20秒の主運動と20秒のインターバルで
『LS』
250+150(レースの展開イメージ)
※250m30~32程度通過(レースペース)
50mウォークつなぎ
6.補強
30mバウンディング(男子強いもので10歩、女子強いもので12歩)
30mホッピング(男子10歩、女子13歩)※左右差を作らない
片足手押し車(体幹トレーニング)
7.ダウン
1日目はモチベーションの差が見受けられたように感じます。意識の高い上位の子と下位の子の気持ちの温度差が大きく、励ましの声などにそれが表れてしまったように感じます。
内容としては、かなり丁寧に技術の考え方を説明、実践しました。今一度内容の確認をし、自分の走りにそのエッセンスを生かしてほしいと思います。
<2日目メニュー>
1・2・3・4同じ
5.本練習
『SS』
(200+150+100)×3 ※つなぎウォーク、REST10分
『LS』
(500+200)×2 ※500の400通過は60秒設定、200MAX
※800と合同練習(種目間トランスファーも念頭に)
『共通』
300mMAX 目標:男子36~37 女子40
6.ダウン
2日目のSSはかなりスピードが上がりました。ラストの100は男子TOPで11”前半~中盤では入っています。悪い仕上がりではありません。女子についても中心選手が大会参加中で不在であっても全体で良い雰囲気を作り、速いペースで追い込めました。
ラスト300はやや物足りなさも感じましたが、前半から出し切る良い練習であったともいます。
LSは800との合同練習をしました。ややゆっくりだからこそ、いかにリラックスして楽に400を通過するのかそれもまた400の練習です。
全体として実り多き合宿になったかと思います。
最後に
今一度、目標を立てることの必要性と思考力の必要性を話しました。何のための練習で、何を求めたメニューなのか。考えることで効果が上がり、考えることで陸上偏差値が上がることを話しました。
ぜひ2~3週間後の記録会でどのくらいのタイムを求めていくのか?今一度考えてください。
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